ただの日記

アラサー独身男性のただの日記

power automate有償化でできること

ower Automate Desktopは無償版と有償版では主に以下のような機能の違いがあります。

<Power Automate Desktop 無償版・有償版の機能比較>

 

 

無償版ではできないこと

Power Automate Desktop無償版・有償版の機能の違いの中で、ポイントとなる点についてピックアップして解説します。

その1 クラウドフローとの連携による自動実行

Power Automate Desktop単体でフローを実行する場合は、手動での実行しか対応していません。実行時は常にPCにサインインを行い、Power Automate Desktop上で対象のフローを選んで実行ボタンをクリック、という作業が必要となります。一方、Power Automateのクラウドフローでは、特定の日時及び周期によるスケジュール実行や、例えばメールを受信したらとか、OneDrive上のファイルが更新されたら、といった、特定の条件をトリガーとしたフローの自動実行が可能です。 これらの組み合わせにより、例えば「 1日一回、 指定した時間にPower Automate Desktopで作成したデスクトップフローを起動し、Webサイトから明細 情報を取得する」といった一連の処理を自動実行することができます。

図2_クラウドフローとデスクトップフローの連携
図2_クラウドフローとデスクトップフローの連携

その2 クラウド版Power Automateサイトとの接続

有償版のPower Automate Desktopで作成したデスクトップフローの場合は、クラウド上のPower Automateサイト(http://flow.microsoft.com)に自動で登録されます。これにより、サイト上でクラウドフロー・デスクトップフローの集中管理が可能となります。

図3_Power Automateサイト上のデスクトップフロー一覧
図3_Power Automateサイト上のデスクトップフロー一覧
図4_デスクトップフローの実行履歴
図4_デスクトップフローの実行履歴

また、Power Automate Desktop単体では、作成したデスクトップフローの実行履歴を確認することができませんが、Power Automateサイト上に登録されたデスクトップフローについては、実行履歴を確認することが可能です。

その3 作成したフローの共有

有償版のPower Automate Desktopで作成したデスクトップフローについては、デスクトップフローを自分以外のユーザーに共有することが可能となります。

図5_デスクトップフローの共有
図5_デスクトップフローの共有

なお、自分で作成したデスクトップフローを別のPC(作成したPCと異なるPC) でも実行したいような場合は、別のPCのPower Automate Desktopを起動し、ご自身のアカウントでサインインすることで無償版・有償版問わず実行可能となります。(*5)
(無償版・有償版ともにクラウド上にフローの情報を保存しているため)

*5 ただし、有償版の機能でクラウドフローとデスクトップフローの連携を行っている場合に、実行先のPCを変更する場合は、一部クラウドフロー側での設定変更が必要となります。

 

 

 

 

 

 

 

機能 無償版 有償版
レコーダー機能
デスクトップアプリやWebアプリのレコーダー機能を利用可能
使いやすいビジュアルデザイナー
ドラッグアンドドロップで構成できるビジュアルデザイナーを利用してフローを制作
新しいアクション:
SAP、メインフレームAS/400Java アプリ、Citrix などへの対応
例外処理:
条件分岐や例外処理を利用して、検証が必要な複雑なケースの自動化をサポート
フローの自動保存先:
作成したフローの保存
One Drive クラウド
(Dataverse
※M365版データベース)
クラウドフローとの連携による自動実行:
トリガー・スケジュール実行
×
クラウド版のPower Automateサイトとの接続:
フローの集中管理や実行状況の確認
×
フローの共有:
自分の作成したフローをメンバー間で共有
×
他サービスとの連携:
AI Builderや400 以上のプレミアムおよびカスタムコネクタの使用した外部サービスとの連携
×
デスクトップフローの無人実行:
PCへの自動サインインによるフローの実行
×